【生理について話そう】世界が認める「ジャンプ」を追求。チアリーディングで世界一を目指す 笠原園花さん

2020.03.11 | インテグロ編集部

【生理について話そう】世界が認める「ジャンプ」を追求。チアリーディングで世界一を目指す 笠原園花さん

競技チアリーダー 笠原園花(かさはらそのか)さん

1992年生まれ・東京都稲城市出身。高校入学を機にチアリーディングを始め、青山学院大学進学後も同大の部活に所属。その後、社会人チームに所属し日本代表として2016年の世界大会に出場。世界大会後、レベルアップを目指しオーストラリアに渡る。現所属の強豪チーム「サザン・クロス・チアリーディング」に加入、選手兼コーチとして活動を続ける。現在は、2020年の世界大会での世界一を目標に日々練習に打ち込んでいる。

愛用している生理用品:エヴァカップエヴァウェア(ヒップスター)

Her Lifestyle

チアリーディング を始められたきっかけを教えてください。

現在、オーストラリア・メルボルンを拠点に、競技チアリーディング(以下、チア)の選手兼コーチとして活動しています。競技歴は2020年で13年目になります。

小さいころからダンスやバレエをやっていたのですが、高校入学時に友達に誘われて参加した部活体験会で、宙を舞いながら美しい技を繰り広げている先輩たちの姿に衝撃を受けて、「私もやりたい!」と思ったことがきっかけです。

大学に進学してからもチア部に所属し、卒業後も社会人チームで仕事と両立しながら競技を続け、2016年には日本代表として世界大会に出場しました。

そこで、世界トップクラスチームや有名選手の演技に圧倒され、自分とのレベルの違いを痛感したのですが、同時に、いつか彼らと肩を並べて戦えるような選手になりたいという思いが湧いてきました。

そのとき、自分の中のスイッチが入ったんです!

「仕事は10年後もできるけど、チアは今しかできない!チアで生きていきたい!」と一念発起し、海外でのさらなるレベルアップを目指すために、会社を辞めてオーストラリアに渡りました。

世界強豪チームのひとつ「サザン・クロス・チアリーディング」に「入団させてほしい」と直談判した結果、自分を見てもらうチャンスをつかみ、3カ月間のトライアル期間を経て、正式に入団することができました。

現在は、2020年の世界大会での世界一を目標に日々練習に打ち込んでいます。

女性アスリートと生理

競技チアリーディング の魅力を教えてください。

チアには、「スタンツ」とよばれる人を持ち上げたり飛ばしたりするアクロバティックな動き、「タンブリング」とよばれるバク宙などの体操競技の動き、足を高く美しく上げて飛ぶ「ジャンプ」、ダイナミックで華やかな動きの「ダンス」などの要素があり、それらを組み合わせて演技を構成します。

チアは、タイムや一対一で競うスポーツとは違い、「2分30秒」という限られた時間の中で、いかに観客を魅了できるのかを競う表現のスポーツです。

技の難易度はもちろん、全員が美しくそろった動きができているかも審査の対象となるため、チームワークも重要です。

また、多くの他のスポーツであれば、パフォーマンスが悪くて焦ったりイライラしたりして、表情が変わっても点数に直結的につながることはないですよね。

チアは、元々「応援」から始まった競技でもあることから、演技を失敗したり、高いところから落ちそうになったりしても、笑顔を絶やすことはできません。

どんなことがあっても笑顔で演技をやり続けるというストイックさは、他の競技にはない魅力かもしれませんね。

女性アスリートと生理

笠原さんの強みは何ですか?

私の強みは「ジャンプ」です。

一流選手がたくさん揃うオーストラリアのチームに入団してから、「難易度の高い技をこなすような選手にならないと!」というプレッシャーで自分に自信が持てなくなってしまった時期がありました。

もう一度自信をつけ、以前のようにチアを楽しめる方法は何かと考えたとき、私は他の選手たちが苦手としている分野で力をつけようと思いました。

そこで、ジャンプなら世界に認めてもらえるような技ができると思い、それを極める決意をしました。

オーストラリアで底辺から日々努力を重ねた結果、全国大会に出場するメンバーとして、センターに起用してもらえたときは本当にうれしかったです!

私のジャンプによって演技全体の印象が変わるため、プレッシャーもありますが、それも今は原動力になっています。

Her Period

チアリーダーならではの生理の困りごとがあれば教えてください。

チアは男女混成で、男子選手との距離がとても近いため、生理中はにおいが特に気になってしまいます。

演技によっては、おしりの近くに男子選手の顔が近づく場面もたびたびあるので…(苦笑)。

また、足を開脚したり飛んだり跳ねたり、全身を激しく動かすため、常にナプキンがズレやすく、経血漏れの心配も絶えません。

以前、練習中に生理の血が漏れていることに気づかなくて、ウェアに染みてしまったことがあります。

その日のウェアがグレーだったので、完全にチームメンバーたちにバレていました。。。

生理中はいつも心配で、練習中は何度もトイレに行き、漏れていないか、ナプキンがずれていないかを確認するのですが、そのたびに男性コーチに「生理なのでトイレに行かせてください」と言わなければいけないのも苦痛でした。

チアリーディング 生理について話そう

月経カップを使ってみていかがでしたか?

最初は、挿入・取り出しともに、少し苦戦しました(苦笑)。

挿入では、カップを折りたたんだ状態のまま腟に挿入することが難しかったですね。途中でカップを保持する指が痛くなってしまって。

それでも5回くらい試行錯誤したら、体の力の抜き方や、折りたたんだカップを持つ位置、挿入の角度など、スムーズに挿入するためのコツが分かってきました。

取り出しのときは、カップ装着中にいつの間にかカップが奥の方に行ってしまっていて、「あれ?!ステムがない!」と、最初はかなり焦りました(笑)

ただ、リラックスしながらお腹に力を入れるとカップが下がってきて、ステムがひょっこりと出てくるんですね。

それが分かってからは、スムーズに取り出すことができています。

また、チアの練習中にカップが奥に方に入り込んでしまったらどうしよう…という不安があったのですが、試してみると、そんなことは一切なくて安心しました。

なにより、正しい位置に装着できれば、つけていることを忘れてしまうほど快適です!

チアで激しい運きを日常的におこなう私にとっては、違和感のなさはかなり重要です。

同じように激しく動く競技をしている人には特におすすめしたいです。

ナプキンやタンポンを毎月購入する必要がなくなったので、お財布にも環境にもやさしい点も気に入っています。

吸収型サニタリーショーツはいかがでしたか?

私は、生理が遅れたりして、いつ始まるか予測できないときに、エヴァウェアを普段用のショーツと同じように履いています。

そして、経血量が減ってくる生理の後半には、ふたたびエヴァウェアだけで過ごしています。

チアの練習ではピッタリとしたスパッツのような短パンを履くため、ナプキンをつけると股の部分が「もっこり」してしまうのが嫌だったんです。

生理がはじまるとスパッツを2枚重ねで履き、その上にさらにダボっとしたパンツを履いて、漏れや見た目をカバーをしていたのですが、下半身はゴワゴワするし、動きはじめると結局ナプキンがズレてしまうのがストレスでした。

エヴァウェアであれば、履いているときの違和感がなく、漏れの心配もありません。

周りの目も気にならず、漏れやズレの確認のためにトイレに行くこともなくなって、精神的にも楽になりました!

Her Message

生理について読者に伝えたいメッセージをお願いします。

アスリートであれ、スポーツをしない人であれ、誰もが生理ということをつつみかくさず言えるような環境を作りたいです

生理の話をすると「汚い話しないでよ」「そんなこと普通みんなの前で話さないよ」と言われて、「変人扱い」されることも。

実際は、そういうことをつつみかくさず言えるような環境を作らないと損をするのは女の子ですから。

今日は生理だから機嫌が悪いかも。今日は生理だからお腹が痛いの。今日は生理だから。と自由にいえる環境を目指したいですね。

Her Dream

今後の夢や目標を教えてください。

直近の目標は、2020年の4月末にアメリカで開催されるチアリーディングの世界大会で優勝して、世界一になることです!

それに向けて厳しい練習が続きますが、エヴァカップエヴァウェアで生理期間もハッピーに過ごせるようにしていきたいです。

将来的な目標は、オリンピックの暫定競技にも選ばれているチアで、オリンピック競技になったときに日本代表チームが世界で通用する技術を持てるようにコーチング技術をここで学び、「技術を教える」という立場で貢献することです。

そして、海外でチアを学びたいという夢を持った子どもたちが、その夢を実現できるような環境作りを、人生をかけておこなっていくことです!

海外チア情報を発信するメディア CHEER BROAD

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生理について話そう チアリーダー 笠原園花