子宮外妊娠

しきゅうがいにんしん

子宮外妊娠(異所性妊娠)とは、受精卵が子宮内膜以外の場所に着床し、生育した状態をいいます。2009年3月に、学術用語としては「異所性妊娠」として統一することが日本産婦人科学会で決定され、現在では「異所性妊娠」が正式な名称となっています。受精卵が着床した部位によって卵管妊娠、卵巣妊娠、腹腔妊娠、頸管妊娠などに分類されます。最も頻度の高いものは卵管妊娠で、異所性妊娠の約95%がこれにあたります。

異所性妊娠が進行し、胎嚢の破裂が起こってしまうと、お腹の中で大量出血が発生し、場合によっては命にかかわることもあります。こうした腹腔内出血は、腹痛やお腹の張った感じが初期の症状となります。

異所性妊娠と診断された際、原則的には手術が選ばれます。出血が多量の場合は、緊急手術が行われます。諸条件がそろえば手術をせずに、薬による治療や定期的に外来通院で様子を見る方針が取られることもあります。

発生頻度は全妊娠数の0.5~1.0%ですが、1回起こると次回再び異所性妊娠となる確率が約10%と高くなるため、注意が必要です。

関連記事