風疹

ふうしん

風疹は、風疹ウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。風疹への免疫がない集団において、1人の風疹患者から5~7人に感染させる強い感染力を有します。これはインフルエンザよりも強い感染力といわれています。

風疹ウイルスのおもな感染経路は、咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染です。感染すると、約2~3週間の潜伏期間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状があらわれます。まれに関節炎、急性脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に1人くらいの割合で発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。

風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週ごろまでの女性が風疹ウイルスに感染すると、母親から胎児へ胎盤を介して感染し、「先天性風しん症候群」を起こし、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風疹症候群)子どもが生まれてくる可能性があります。

妊娠中の女性は、予防接種が受けられません。男女ともに風疹の免疫があるかどうかを調べる抗体検査を受け、必要に応じてワクチンを接種することが重要となります。発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性がありますので、注意が必要です。

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