視床下部

ししょうかぶ

視床下部とは、間脳に位置し、内分泌や自律機能の調節を行う総合中枢のことです。人間の脳重量のわずか0.3%、4g程度の小さな組織であるものの、多くの神経核から構成されています。

視床下部は交感神経・副交感神経機能や内分泌を統合的に調節することで、生体の恒常性維持に重要な役割を果たしています。具体的には、体温調節やストレス応答、摂食行動や睡眠覚醒などさまざまな生理機能を調節・管理しています。女性ホルモンであるエストロゲン、黄体ホルモンを分泌しているのは卵巣ですが、卵巣にその指令を出している器官は視床下部です。

視床下部から、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(gonadotropin releasing hormone: GnRH)が分泌されると、その刺激を受けた脳下垂体から、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)という2種類の性腺刺激ホルモンが分泌されます。さらに、この性腺刺激ホルモンに刺激されて、卵巣からエストロゲンと黄体ホルモンが分泌されるというしくみです。

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