排卵

はいらん

排卵とは、卵巣内で成熟した卵胞から、卵子が放出されることです。20mmまで膨張した卵胞は破裂し、卵子が卵巣の壁を破って排出されます。

女性の毎月のサイクルでは、月経が終わるころから、卵胞の成熟にともなってエストロゲンが段階的に多量に分泌されるようになります。これにより、子宮内膜が増殖していきます。エストロゲンのはたらきにより、子宮内膜が十分に厚くなると、今度は脳下垂体が黄体形成ホルモンを分泌します。これが刺激となって、成熟した卵胞の中から卵子が飛び出します。これが、排卵のメカニズムです。

思春期では通常、初経後の何年かはホルモンの働きが不安定のため、無排卵性月経のことが多く、数回から数十回の月経後に排卵がみられるようになります。妊娠・産褥期(妊娠で変化した体を妊娠前に戻す期間)には排卵はみられません。ほとんどの女性は排卵に気がつくことはありませんが、なかには排卵時に出血や排卵痛がある女性もいます。また、排卵日には基礎体温が上昇することから、身体のほてり、眠気、だるさ、吐き気、胸の張りなどを感じる人もいます。

卵子の寿命は排卵してから24時間であり、また、女性の体内での精子の生存期間が2~3日間であることから、排卵日前後に性交をして受精しやすい状態をつくるのが、もっとも妊娠の確率が高まる方法といえます。このように、排卵の少し前から排卵直後までの妊娠しやすい時期に合わせて性交渉をもつことで、妊娠の確率を高める方法をタイミング法(タイミング療法)と呼ばれます。

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