排卵痛

はいらん

排卵痛とは、排卵時期に起こる一過性の下腹部痛のことです。中間痛ともいい、10代後半~40代半ばの女性の約2人に1人が経験しているともいわれています。多くは軽い腹痛ですが、腰痛を感じることもあります

月経のときに下腹部あたりが痛くなるのが月経痛(生理痛)ですが、痛みが起こるのが排卵の時期であれば、排卵痛をうたがいます。生理周期が28日周期の場合、生理開始日から数えて約14日後に排卵日を迎えるといわれています。

排卵痛は月経痛とは違い、腹部の片側だけが痛いと訴える人が少なくありません。痛みのほか、ひきつった感じや違和感、お腹の張りといった症状があらわれたり、ホルモンの変化で子宮内膜が剥離し、出血(不正出血)がみられたりすることもあります。

痛みを感じるメカニズムは、排卵の過程で、卵胞の内圧が上がることや、破れた卵巣から卵胞液と血液が流れ出し、腹膜を刺激することなどが考えられます。このほか、ストレスがあると子宮や卵巣の緊張や収縮が強まり、症状を感じやすいともいわれています。

通常の排卵痛は、排卵前後の2~3日で終わるものです。痛みがひどい場合や、長期間続く場合は、他の原因が考えられます。子宮内膜症や卵巣嚢腫などの婦人科の病気でも、激しい下腹部痛が起こることがあります。早めに婦人科を受診したほうがよいでしょう。

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