月経カップのお手入れは面倒? いいえ、簡単です!

2020.10.09
月経カップのお手入れは面倒? いいえ、簡単です!

月経カップは、繰り返し使える生理用品です。

使い捨てではないということは、洗って何度も使うということ。

では、どうやって洗ったらよいのでしょうか?

丸めて捨てて、新しいものに取り替えるだけのナプキンと比べると、お手入れが面倒そうだなと思っていませんか?そのケアの仕方が気になりますよね。

実は、特別な道具は必要ありません。まるで手を洗うのと同じくらい、とてもシンプルなやり方なんです。

月経カップを洗うときに使う石けんはどれがいい?

月経カップを洗うのに必要なのは、水と石けん。

使う石けんは、ハンドソープなど、普段手や体を洗うのに使っている石けんでOKです。

ただし、香料など添加物の入っていないもの、低刺激性のものを選びましょう。

その理由は、月経カップの劣化を予防し、腟粘膜への刺激を予防できるからです。

月経カップは本来、数年~10年程度使用可能なものですので、コンディションを保ち、長く安全に使用するためにも、ここは守りたいポイントです。

どういう石けんを選んでいいかわからない、という方には、腟のpHに合わせた弱酸性のデリケートゾーン用のソープがオススメ。

お風呂やシャワーのときに、デリケートゾーンを洗うついでに、月経カップも一緒に洗ってしまうのもいいですね。

月経カップ専用の洗浄剤もあります

月経カップ専用の洗浄剤「ディーバウォッシュ」は、その名のとおり、ディーバカップ用の洗浄剤ではありますが、ディーバカップに限らず、エヴァカップスーパージェニーなど、全てのシリコーン製の月経カップにも使えます。

月経カップ専用洗浄剤 ディーバウォッシュ

ディーバウォッシュは、植物由来・天然成分100%で、抗菌成分、漂白剤、オイル、合成香料、パラベンや石油系界面活性剤を使用していないため、月経カップの素材を傷めたり、腟に刺激を与えることはありません。腟のpHに合わせた弱酸性で、腟の健康を保っている常在菌のバランスを崩さないように考慮して作られています。

筆者もディーバウォッシュを愛用していますが、泡切れがよく、さっぱりした洗いあがりです。デリケートゾーンのニオイや肌のコンディションに不安があるときも安心して使え、香りは穏やかな天然のオレンジで癒されます。

購入サイトに掲載されていた、ディーバウォッシュユーザーの声には、「これ一本で、体全体を洗える」という感想が多いです。

・ハンドソープでカップを洗っていたときよりも、汚れの落ちが良くなったと感じる。

・ボディソープとしても兼用できるので、旅行にはこのボトル1本持っていけば安心!

 

また、「肌へのやさしさ」も特徴です。

・洗顔ソープとしても使用していて、ニキビができにくくなった!

・敏感肌なので普通のボディソープだとヒリヒリしたり肌荒れしやすいけど、ディーバウォッシュでは大丈夫だった。

 

さらに、「コスパのよさ」について触れているレビューも多く見られました。

・1回に使う量が1滴で済むのがうれしい!

・なかなか減らないので、頻繁に買う必要がない。

 

ディーバウォッシュの内容量は177mlであり、高濃縮タイプのため、たった1滴で高い洗浄力を発揮します。

1滴を0.5mlと計算しても、約350回。毎日洗ったとしても1年近く使用できる計算になります。

ディーバウォッシュの使用量は1滴だけ

このようにディーバウォッシュは、月経カップ用のソープというよりは、デリケートゾーンを含めた全身をケアするソープであり、カップと全身を一緒に洗えるアイテムと考えることができそうです。

この一本で、月経カップだけでなく、デリケートゾーンも洗うことができるので、月経カップと一緒に持っておくと、カップにも肌にも優しく、安心です。

縦16.7センチ、横5センチのスリムなボトルなので、バスルームにおいても場所とらずです。

月経カップの洗浄剤

月経カップの洗い方の手順

今はコロナ対策で念入りな手洗いが推奨されていますが、ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎを2回繰り返すと、残存ウィルスは約数個(残存率約0.0001%)のレベルまで減らせるそうです。

月経カップはちょうど卵と同じような大きさですから、手のなかにカップを入れて、手と同時に洗うことができます。上の手順で手を洗えば、手も月経カップも清潔にできますね。

今は、布マスクなどを手洗いしている人も多いと思います。

布マスクは洗った後はやさしく絞り、乾かすという工程が入りますが、月経カップは水を通さないので絞る必要はなく、すぐに使う場合は濡れたまま挿入できるので、乾かす手間すら必要ありません。

カップについた経血が洗い流せていればOK。

「必ずこの手順で行わなければならない」という厳密なルールではありませんが、洗えているかどうか、自分の手順で正しいかどうか不安な方は、以下の手順を参考にしてみてください。

 

カップの洗い方の手順

1.流水でカップ全体を洗い流す
まずは、カップの中、外を、流水で洗い流してください。


2.石けんやウォッシュを泡だてる
石けんやウォッシュを、洗うのに十分な量、手のひらに準備してください。

ディーバウォッシュなら1滴でOKです。

3.月経カップ全体を優しく洗う
月経カップを泡で包み込むようにしながら、手のひらの中で転がすようにして洗います。

このとき、汚れが特にたまりやすい月経カップの空気穴は、優しく広げるようにして、汚れを押し出すような気持ちで洗ってください。

月経カップの洗い方

4.空気穴に水を通して洗う

月経カップの中に水を入れると、石けん水が溜まります。

そのまま手をひっくり返し、手のひらで蓋をします。

カップをゆっくりつまみながらつぶすことによって、空気穴から水がピューっと出てきます。
このとき、目視でまだ空気穴に汚れが見えるようでしたら、柔らかい毛の歯ブラシや、歯間ブラシなどで穴に残っている汚れを落とします。

爪楊枝や針金など、鋭利なものを使うと、カップの表面を傷つけたり、空気穴から亀裂が入ったりすることがあるので注意してください。

5.泡が残らないように、流水でカップ全体をすすぐ
洗い流したらおしまいです。すぐに再挿入するときには、月経カップの中や表面に残った水を簡単に払ってから再挿入してください。

タオル等ですべて拭き切る必要はありません。

洗い方の手順を動画でチェック↓

wash-menstrural-cup-with-divawash 2

 

すぐに使わないときは、完全に乾かしてから、通気性のいい保管場所にしまってください。

ちなみに筆者は、干すときはこのように、100円ショップで購入した泡だて器に入れ、通気性のいい場所にハンガーで吊るして乾かしています。月経カップを泡立て器で乾かす

こうすると、月経カップが転がりませんし、手に接触する機会を最小限にできます。

月経カップを乾かす便利な方法

乾かした後は、コットンの巾着袋に泡だて器をそのまま入れて保管して、次の生理までトイレの棚で保管しておきます。

月経カップの保管方法

石けんで洗う回数は?

「月経カップを取り出すたびに、洗わなければいけないの?」と思われるかもしれませんが、答えは「NO」。

上記のような、石けんでの洗浄のは、1日1回でOKです。

日中、月経カップを腟から取り出してすぐ再挿入するときには、ウェットティッシュなどで軽く経血を拭き取ってから、あるいは中を空にしてからすぐに再挿入して大丈夫です。 

1日1回、入浴のタイミングなど、自分にとって都合のいいときに、ディーバウォッシュなどの低刺激性の石けんと水で洗ってくださいね。

また、生理の開始のタイミングでも、月経カップを使う前に、上記の手順で洗っておくと安心ですね。

「生理の前後で、煮沸消毒しないといけないのでは?」と思うかもしれませんが、実は、必ずしも毎月の生理の前後に、煮沸消毒をする必要はありません。

大事なのは、月経カップを使用した日は少なくとも1日1回、水やぬるま湯と石けんを使用して、しっかりと洗う必要ことです。

ただし、感染予防や月経カップのコンディションを良好に保つためにもおすすめなのは、生理サイクルごとに(少なくとも2〜3ヶ月に一回は)煮沸消毒を行うことです。

日本の気候は、梅雨~夏にかけて湿度が高く、雑菌もが繁殖しやすいので、こうした季節は特に煮沸作業を行うことがオススメです。

まとめ

一見、面倒くさく感じられがちな月経カップのケアですが、実は手を洗うくらい簡単なことです。

いつも使っている石けんで大丈夫なのか不安な人や、月経カップと同時にデリケートゾーンも安心、安全に洗いたいという人には、月経カップ専用の洗浄剤「ディーバウォッシュ」もあります。

自分のケアの方法に自信が持てると、月経カップを使うことがより楽しく、簡単に感じられるようになると思います。

ぜひ基本的なケア方法をマスターして、より快適に月経カップライフをエンジョイしてくださいね。

インテグロ編集部

女性の身体と健康、生理に関すること、月経カップや吸収型サニタリーショーツなどの新しい生理ケアの選択肢などの情報を配信しています。